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本編
プロポーズ作戦14 (1)

私「作ってるって言ったよね?
なんで私よりハナさんの
料理を食べようって
発想になるの?」

いつもなら笑って流せた
でも今日は流せるわけもない

夫「えっ…シホの料理は
ちゃんと明日食べるよ?」

夫「なんで怒ってるの?」

無神経なのか
ただハナさんから手作り
総菜を厚意だと思ってるのか

私「あなただけ食べたら
私は食べる気なくなったし」

夫「えっなんで!?」

私「言いたくない」

夫「待ってよ俺何かした?
何もしてないよね?
なんでそんなに怒るの
それにせっかくハナさんが
シホのために作ってくれた
んだから食べてよ」

私「気づかないからじゃん!」

私「私のためにって…
ただあてつけでしょ?
仕事もあるのにこんな
凝った料理わざわざ
オーナーに渡すって
意味わかんない!
絶対わざとだよ
食材の管理もちゃんと
できてないじゃん!
あの人大丈夫なの?!」

いつもなら絶対言わない仕事のことまで口に出てしまった

夫「大丈夫ってなんだよ
誰にでもミスはあるし
そんなしょっちゅう
あることでもないし…!
俺の仕事を知りもしない
シホになにがわかるの⁉
ハナさんはすごく頼りになるし
2号店がうまくいってるのも
ハナさんのおかげなんだよ⁉」


夫「シホがそんな人だと
思わなかった…もういいよ
全部、俺が食べるから」

私が怒ってる理由が
なにひとつ夫には伝わらない

そりゃプロのハナさんが
作った料理の方が
美味しいに決まってる

でも今日は約束してた
夫に言われたことを私なりに
考え歩み寄ろうとした

私(なのに…どうして
うまくいかないの?)

その日から夫とはどこか
ぎくしゃくした日々を過ごした

私(夫は本当は私に
家庭や自分の会社に入って
妻として支えてほしいのかな)

そんなことを思うようになった
2週間後、いつもより遅くなる
とだけ連絡がきて23時をすぎたころ
玄関のかぎを開けて帰ってきた
のは夫1人だけじゃない

ハナ「奥さま~いますか~?
お邪魔しますね~」




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