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本編
3



ハナ「こちら大人気の
大人風ポテサラです
おかわりできるんでいっぱい
食べてくださいね。奥様」

ベーコンやゆで卵など
お酒に合いそうな具の
ポテサラを私に出しながら
笑顔を見せてくるがどこか一瞬
敵意のようなものを感じた

私「…ありがとうございます」

夫「ハナさんのお手製だから
すぐなくなっちゃうんだよ」

ハナ「あはは。オーナーの
教え方がいいんですよー」

和気あいあいとする
2人の仲はとても良いようだ
私(今、夫のこと下の名前で
呼んでなかった…?)

夫「紹介するよシホ
こちら沖田ハナさん
2号店の店長として
働いてもらってるんだ」

ハナ「はじめまして
いつも夫さんには
お世話になってます~
気軽にハナちゃんって
呼んでくださいね」

私「いえいえ、こちらこそ」

心の中でハナちゃん⁉と
思っていると他のお客さんに
ハナちゃん店長~と呼ぶ声が

ハナ「はーい、今行きます!
それじゃ奥様ごゆっくり
していってくださいね」

私「あ、はい」

私があっけにとられてると
すぐに夫はニコニコと
お酒を持ってきて注いでくれる

夫「これシホが好きそうな
辛口のお酒だよ~」

私「ありがとー
店長って女の人だったんだね
てっきり男の人かと」

夫「いい子でしょ?
前はカフェ店長だったんだって
2号店の店長候補で応募したら
気も利くし料理もうまいし
お店の雰囲気にも合いそう
だからお願いしたんだ」

料理が次々と運ばれるたびに
下品過ぎず上品すぎない
接客をする彼女は確かに
いいスタッフなのかもしれない

他にも男性のスタッフはいるし
夜遅くても大丈夫なこと
ポテサラも料理も美味しいので
夫の言い分にも納得だった

私(堅苦しいお店じゃないし
ちょうどいいのかも)

夫と食事を楽しんでいると
気分がいいのか私のためにと
料理を作りに行ってくれた

夫は経営者なので1号店も
店長として料理人を雇ってる
料理に関しては人並み程度だ

それなのに一番おいしく作る!
という夫を私はほろ酔いの
嬉しい気持ちで見ていると
ハナさんが夫の背中を
両手で軽くポンポンと叩く

ハナ「オーナーは料理しちゃ
ダメですってばっ」

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