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本編
おかえりパンプ61




私「そうだよ、忘れないでね」

モモカ「ひぃおばあちゃんの家
遠くなったよね~
でも見てくれる人がいるなら
やっぱりその方が安心だよね」

モモカが家と呼ぶのは
義祖母が住む施設のことだ

義父は言っていた通りに
義母と離婚した

私に義祖母を任せて外出し
義祖母のお金を使っていた
義母は浮気していることが
わかった

義母は義父が退職するときに
義祖母の世話を任せたことを
理由に熟年離婚する算段だった

夫の探偵依頼を頼んだ時
義父も義母を調査するように
依頼していたとは知らなくて
とてもびっくりした

義母は数年前から
浮気していたらしく
義祖母が入院した件も含めて
離婚時に、義母の手元に入る
お金はとても少なかったそうだ

仕事があるため日常的に
義祖母の様子を見れないので
義祖母の要望もあり
施設に入ることになった

入院の検査では認知症の
症状も確認されたため
なによりも安全が優先された

今義父は、施設の近くの
マンションに住んでいる

義父「住み慣れた場所から
離れてもらうことは
申し訳ないけど
これがいいと思う」

義祖母も入院中に私に
言ってくれたように
気持ちは変わらず
引っ越しの日はモモカと
一緒に送迎をした

義実家は売りに出されて
結構な値段で売れたらしい
夫には1円すら渡らなかった

私たちが住んでいた家には
今だれも住んでいない

しばらくはローンを払って
苦しい生活をしていたそうだが

エミさんの1件もあり
夫は地方に左遷されたらしい

弁護士から何度か
夫の伝言があると言われたが
もう取り次がないように
してもらった

苦しい生活をしているとか
夫に家族がいないとか
すべてどうでもいい

赤の他人になれたことが
とても心を軽くしてくれる

夫とは離婚したが
これからも義祖母には定期的に会いに行くと約束している

夫は夫、義祖母は義祖母だ

大事にしたい人は
自分で決める

モモカと、モモカを愛して
くれる人たちを大事にする

毎日が忙しく大変だと思う
でも先の見えないほどの
暗闇はもう私にはない

私(やろうと思えばできる
止めようとするのは自分だけ
今は、そういう環境なんだ)

この事実が厳しくも嬉しく
今日も私を奮い立たせてくれる
完

お読みいただきありがとうございました!!

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