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私「離婚以外の
選択肢はありません」
夫は何か言いたげだったが
もう喋らせたくもなかった
私「本当は今日
最初からそのことについて
話をするつもりだった」
私「お義祖母さんの
退院と合わせてね
それに昨日の休日出勤も
エミさんとのデートでしょ?
証拠が増えればいいいって
放置してたけど
あげく階段を踏み外して
病院に運ばれるものだから
こっちも予定狂っちゃって」
私「病室に行ったら
元気そうで本当安心した!
私を病室から追い出して
既婚者の浮気相手に
夜に会おうって
連絡もしてたよね?
だからいつも通り
エミさんに会うと思ったんだ」
夫「性格悪いぞ…」
私「あなたよりマシだよ
斎藤さんも来てたし
簡単に認めてくれると思った
まあ…おかげでエミさんとの
関係もちゃんと
わかってよかったかもね」
私「今までの生活費も
どれだけ使い込んでたか
貯金があるかも知らないけど
この家を売ってでも
なんとかして
お義祖母さんがモモカにって
渡してくれた分は
少なくともお義祖母さんに
返してよね」
私は夫の書斎に隠していた
大きなスーツケースを
引っ張り出すと
いじけるように夫が笑う
夫「このまま出ていけってか」
私「ちがうよ?
この家にいたくないから
私とモモカが出ていきます」
私「あなたに住んでるところ
知られるのはイヤだから
生活費は勝手にもらったわ」
なるべく入らないように
していた夫の書斎には暗証番号
やパスワードをまとめて
書いたノートがあった
私「もっと早く
こうすればよかった」
私「お義祖母さん
お義父さん、行きましょう」
うなずく義祖母を立たせ
先に部屋から出ると
義父がスーツケースを
押して出てきてくれた
おかしいと嘆く夫の声が響く
廊下を振り向き小さくつぶやく
私「さよなら」
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