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本編
おかえりパンプ52


義父「そんなこと
一言も言った覚えはないが?」

夫の言い分に、義父は
疑問を浮かべている

夫「いやいやいやいや!
父さん言ってたじゃないか
将来俺に迷惑がかからないよう
家は残しとかないとなって!」

義父「ああ…それは
迷惑をかけないように
家を売ったお金で最終的に
自分で施設に入るなり
終の棲家やよりどころを
決めようって話でだな」

夫「…はぁ…⁉」

義父「別におかしい
話じゃないだろう」

異様に家に食いつく夫に
義父は意味がわからない
ように小さく首を傾ける

義父「家もどんどん古くなるし
私と母さん、お袋が
住み終わるくらいで
手放したり解体した方がいい
解体費用にも金はかかるし
片付けも含めれば…な
それが早まっただけのことだ」


義父「1人では大きすぎるからな
小さな部屋でも買うつもりだ」

夫「そんなっ…そ、そうなら
そうと早く言ってくれないと」

義父「お前も自分の家があるし
私たちの古い家なんて
なくても別にいいだろう
それに…」

そこまで聞いて
やっとピンときた

私「あっ…その家のローン
私が全部払ってます」

夫・義父・義祖母「!?」

私「毎月扶養内でギリギリしか
働けてないですけど…」

私「少なくとも全額は
ローンの支払いに消えてます
足りない分のお金は
夫がしてくれてると
思いますが…
まあ微々たる程度かなと」

余韻を持たせて夫に
言葉のナイフを突き立てみせる

効果は抜群のようで
さらなる新事実も降り積もる

義父「ちょっと待て!
それ本当に…?」

私「え…はい…?」

これ以上がっかりすることが
あるなんてと義父が息を吐く

義父「私もこの家のローンを
少ないけど毎月…援助してる

ユイさんが毎月ご実家に
仕送りをしたいからって
聞いてたんだけど…

これも間違いってことで
いいみたいだな…?」

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