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本編
おかえりパンプス41

夫「き…気持ちわりぃっ…
自分からぶつかってきて
なんだよ!避けられたくせに
D◎とか言い出しやがって…」

私の目を見てヤバいと
思ったのか夫の額に汗が伝う

私「事実は、事実だから」

私「ここにちゃんと
見てた人もいるし?

エミさんはともかく
斎藤さんは証言
お願いできますか?」

斎藤さんがコクリとうなずく
様子に夫が舌打ちをする

夫「…んだよ…!
せこい知恵つけて…!
そんなことしても
俺はお前なんか」

いつもの調子
いつもの表情で
続く言葉を知っている

私「無能なやつに…?」

夫「!」

私「いい加減あなたの思考回路
くらいわかってるわよ

私は『無能』だから?
離婚に詳しい弁護士さんに
相談したら録音録画して
データ残しておくといいよって
アドバイスもらってたわ」

これだけ真っ黒な気持ちで
微笑んだのは
初めてかもしれない

にたぁっと口の端を
釣り上げて自分の吐く
言葉の冷たさに驚いた

私「それじゃ…エミさん」

私「詳しいことは
後日ご連絡しますね?

今日は証拠の提供
どうもありがとうございました
斎藤さん
動画はあとで送りますので
スマホの写真お願いします」

ぺこりと頭を斎藤さんと
下げあうとエミさんが慌てる

エミ「わた、私は別に
ただのお小遣い稼ぎですよ
見ましたよね…?本気で浮気
してたわけじゃないんです」

私「それとこれとは別ですし」

パワーバランスの変化を
感じ取ったのかエミさんは
急に媚びへつらってきた

エミ「ちゃんと聞いてください

さっき夫さんは私のこと
脅してきたんですよ…⁉

今ここで引かないなら
私の写真をネットに
ばらまくって…!

これは立派な犯罪です!」


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