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本編
おかえりパンプス33

エミ「あっ…」

エミさんの言葉に固まるのは
今日で2回目

だけど今度、誰よりも
青ざめているのは
私たちじゃなくて
エミさんのほうだった

私「ん…?エミさん?

今言ったこともう1回教えて
もらってもいいですか?

もっといいところって
どこなんですかね?

◎月××日の履歴にあった
◎◎ホテルのことですか?」

スマホに記録している
夫のクレジットカード記録を
照らし合わせながら
ちょっと有名なホテルに
1泊とは思えない金額で
支払った日付を確認する

私「エミさん
答えてください」

エミ「な、なんでもないです
間違えちゃいましたっ♡
それじゃ、私たちは
帰りますから…!
行こナオくんっ」

斎藤「エミ」

逃げるように出てくエミさんの
腕を斎藤さんが力強くつかむ

エミ「なあに?」

少し額に汗をかいてるものの
エミさんの声の調子は
まったくかわらないから
ある意味すごい

斎藤「その日って…家族旅行に
行くって出かけてたよな」

エミ「えっそうだったけ…
別の日と間違えてない?」

斎藤「ラインの履歴も
ちゃんと残ってる」

スマホをすすすっと
操作する斎藤さんの指が
ピタリと止まる

見せてきたのはプールサイドで
サングラスをかけた水着姿の
エミさんが椅子に座って
くつろいでる写真で、すぐ隣に
男性らしき足が見えている

斎藤「ホテルのプールに
いるって送られてきた
この写真に入り込んでる男
これ、お義父さんじゃなくて
夫さんなんじゃないか?」


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