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本編
おかえりパンプス25 (1)
私「そう…それが
あなたの答えなのね?」

夫「答えって…
まずはごめんなさいだろ⁉」

勝ち誇った顔で話す夫は
頭、大丈夫?と確認する私に
イラついたのか腕を引っ張り
リビングへと進んでいく

私「いたっ…手はなしてよ!
自分で歩けるわ」

強く引っ張る夫の手から
力いっぱい腕を振り払った

夫「じゃあさっさと謝れ!
せっかく早く帰ってきたのに
エミさんに迷惑までかけて!」

私「なんであなたが
早く帰ってこれたか
まだわからないの?

私が呼び出さなければ
今ごろエミさんと仲良く
楽しむ予定だったんだよね?

でもエミさんから返事
返ってこなかったんでしょ?」

私「さっきから散々
自分のことを棚に上げてるけど
あなたの言う通りだよ

浮気が会社にバレれば
今まで通りの生活は
送れなくなるだろうね

給料も下がるだろうし
積み上げてきた評価だって
全部なくなっちゃう」

夫「俺は謝るようなこと
なに1つだってしてない!
家族のために働いてきた俺を
貶めようとして楽しいか⁉」

夫はそれでも
開き直るだけだった

私「家にいるのは
エミさんだけじゃないよ」

夫「なに…?」

夫はエミさんの靴だけに
気を取られていて
もう1足男物の革靴が
あることに気づかなかった

私はリビングの扉をあける

私「お待たせしてすみません」

この前見た部屋着とはちがい
きちんとした服装に身を包み
顔面蒼白のエミさんの隣に座る
男性の名前は斎藤さんという

斎藤さん「いえ、そんなに
待ってないから大丈夫ですよ」

にっこりと笑ながら
斎藤さんは椅子から立ち上がる

夫はエミさんと同じくらい
真っ青な顔色に変わっていた
斎藤さんは夫と同じ会社の
レストラン部門で働いている

そしてエミさん名前は斎藤エミ
彼はエミさんの旦那さんだ

斎藤さん「夫さん
退院おめでとうございます
妻が大変お世話になりました」


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