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本編
_単身赴任中の夫52


夫の喉がひゅっとなる
音が聞こえる

私「昨日、お義姉さんに
言われてお義父さんたちを
こっちに呼ぼうって言われたの

いきなりのことだったし…
話がまとまってからで
いいと思ってたんだけどね」

私「弁護士さんに相談したら
社宅に不倫相手と住んでても
会社には報告しない方が
いいって言われて

あなたの言うようにね…
もしケイコさんも夫の会社
繋がりだった場合も
ケイコさんからも名誉棄損で
訴えられるかもしれないから」

私「悔しかった…
私には何もできないんだって

のうのうと暮らしてたくせに
離婚して、それで終わり?
そんなのありえない

ただ離婚してやりたくない
幸せになんてさせたくない

初めて人を憎んだよ」

夫「だ…だからって、
なんで親に…!」

私「お義父さんからの提案よ
弁護士さんと相談した後に
お義姉さんが電話してくれて」

義姉「その時は
そんなつもりもなかったよ
クミちゃんにマイナスになることはしたくなかったから」

義姉「ありえない態度だったし
私の話も聞いてくれないから
親に来てもらって当たり前だし
今日になってみれば
案の定だもんね…」

夫「…!」

私「それとさ
知らなかったんだけど」

私「あなた、今の会社
お義父さんのコネで
入ったんですって?

私と出会う前から働いてたから
転職してたなんて知らなかった
だからいろいろ融通が
効いてたんだね…最低

お義父さん
カンカンに怒ってたよ」

私「とにかく申し訳ないって
私に謝ってくれた

入社の時にか書いた
身元保証人もお義父さんなんでしょ?

あれって迷惑をかけたりしない
ちゃんとした人ですよっていう
証明なんだってね?
保証期間がぎりぎりらしくて
法的にどうか微妙だけど…」

私「親だし会社に紹介した
張本人だから責任を
取る意味も込めて偉い人にも
直接メール送ったそうよ?」

夫「おっ…お前…お前…っ」

がたんと床に膝をついた夫に
さらに義姉が追い打ちをかける

義姉「ちなみに…
今、電話繋がってるから」

続く

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