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本編
_単身赴任中の夫39

私「お父様たちも
まだ納得されてないみたいだし
確認がてら昨日の話を
聞いてもらった方が
いいんじゃないかしら?

そうした方があなたと
ケイコさんの気持ちが
伝わると思うんだけど」

名案だわ!と手を重ねて
笑顔で伝える私を見て
夫とケイコは凍り付いた

夫「そんなの時間の無駄だよ
別にしなくても…!」

ケイコ父「撮ってたって…
動画か?今時の人はそんなもの
ばっかりだな…」

ケイコ父「そんなもの
聞きたくもない…!
奥さんも奥さんだな…!
私たちの大事な子と
孫をなんだと思ってるんだ…!

旦那をこうやって遊ばせる
暇があるならきっちり
捕まえといてくれないか!?」
ケイコ「そ…そうよ!
決まったことを
掘り返すようなことを
わざわざしないでください!
そんなに…そんなに…
私を地獄に落として
楽しいですか!?」

ケイコは涙を流し心から訴える

私(ケイコは…本当に
そう思ってるんだろうな
夫じゃなくて私が悪いって)

さらに空気が悪くなりケイコの
すすり泣きが聞こえてくる

勝手に流しちゃお、そう思って
カバンに視線を向けた時

ケイコ母「あの、クミさん…?」

どこか申し訳なさと迷いを
漂わせるケイコの母が
空気を変えた

ケイコ母「それ
聞かせてもらえるかしら?
今、ここで」

ケイコ・夫「!!」

ケイコ「お母さん!?なんで…」

ケイコ母「…後でしこりが
残らない為には私たちも
確認したほうがいいと思ったの

文字や説明だけじゃ
伝わらないことは今の時代
たくさんあるでしょう?
ケイコと夫くんの言う通りなら

私たちに聞かれて困ること…
ないのよね?」

ケイコ母はじっとケイコの
目から視線をそらさない

ケイコ「…ないに
決まってるじゃない
お母さん、私を信じてよ
だから、もういいでしょ?
こんな女の言葉なんて
聞かないで!」

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