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本編
単身赴任中の夫32

私「ここが寝室?
意外と広いのね」

止める夫とケイコを無視して
私は部屋の中に進み
順番に部屋を調べて撮影していく

ケイコの服や小物がたくさんある

私「ぜんぶゴミね
夫、これ捨てて」

ケイコがやめてと騒いでる
自分に不利になるのが
少しもわからないのか

テキパキと分別してると
夫は捨てられた子犬のような
目をし始めた

夫「やきもち…やいてるのか?
そんなに俺がケイコといたのが
嫌だったのか?」

私「…捨てられないなら
もういいけど」

夫「クミ…俺…俺は…」
ケイコ「ちょっと夫くん…⁉」

都合の良いように解釈してる夫に
話してあげる優しさはもうない

私「お義姉さん帰りましょうか
ケイコさん荷物全部この部屋から片づけてくださいね」

ケイコ「…この家は夫くんの家で
私は住んでいいって言われてる
だから問題ないでしょっ」

私「勘違いしないでね」


私「ここ社宅なのよ?

家族以外の人が住むのは
契約違反になるんじゃない?

あなたはこのまま
ここに住めるわけないから
早めに荷物をまとめてよね」



どうせ夫はケイコの細かい書類は
隠すだけで何もしてない

私「それと夫」

ケイコを制した私を
夫は味方とでも思ったのか
はりきるように背筋を伸ばす

私「ケイコさんのお父さんと
お母さんにも連絡して」

私「ちょうど明日が
日曜日で良かったわね

休みだし、明日までにいろいろ
ケイコさんの荷物片づけ
手伝ってあげたほうがいいわよ」

ただの事務的な言葉を優しさと
受け取った夫は
私がまだ『未練』があると
確信したのか奇妙な笑いをした

夫「…わかった
クミの言う通りにする
ケイコとは終わりにするよ
俺が間違ってた

俺に相応しいのは
やっぱりクミなんだな..!

気づかせてくれてありがとう
元の生活に戻ろう...!クミッ!」

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