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本編
単身赴任中の夫14
オートロックが開かれて
40代のおば様はすたすた入っていく

私(え…今…なんで…)

インターホンに出たのは
どう聞いても女性の声だった

私はおもわず
おば様の後についていく

ドキドキしながら同じ
エレベーターに乗り込み
そのまま5階へ

おば様に不審がられてもいい
とにかく確かめたかった

後で思えば、少し足早に
おば様が歩くのは私を
怪しんでいたのかもしれない

おば様は504号室の
インターホンを押して
私はその後ろをゆっくり通り過ぎる

一番端の部屋へ行くふりをして
ドアががちゃっと開いた瞬間

ふっと後ろを振り返った

?「お母さん入って入って~」

504号室のドアを
開けて出てきたのは若い女性

色が白くて黒髪ロング
20代後半くらいにみえた
無造作に髪を一つにくくっている

おば様「おじゃまします」

そそくさと入っていき
ドアはすぐ閉められた

その場に思わず立ち尽くしてしまう

今の女性は誰?
夫の部屋でなんで生活してるの?
それとも私が部屋番号を
間違えてた?

私はスマホを取り出して夫との
メッセージ履歴をさかのぼる

この前帰ってきたときに
荷物の送り先で確かめたはず

私「あった…504号室…」

ここは、まぎれもなく夫の部屋だ

この場から現実から
逃げたくなってエレベーターに
足が勝手に戻っていく


504号室を通りかかると
窓が網戸になっていた

私(今見たら怪しまれる…!
写真なら後で撮ればいい…!)

若い女がお母さんと呼んでいた
おば様が帰るときに
もう一度女も顔を出すかもしれない
どこかで隠れて待っていれば…


そんな考えを巡らせながら
必死に前を向いて歩いていたのに

赤ちゃん「んぎゃぁあっあ」

小さな赤ちゃんの声が
504号室の窓から
聞こえてしまった

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