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本編
6

義母「なによ…
別には若い人は今いくらでも
動画サイトに
投稿くらいするんでしょ?」

ふんっと開き直った義母を見て
さらに怒りが湧いてくる

義母「特別なことでもないのに
これでエイトちゃんが
有名になったらあなたも喜ぶんでしょ?」

私「エイトの望んだことなら
もちろん喜んでお祝いしますよ

でも
まだ5歳でそんな判断が
つく年じゃありませんし

しかも
エイトはイヤだと言ってるんです

夫と遊んでもらえることが
嬉しかっただけなのに」

私「言うとおりに遊ばないと怒られる
エイトの気持ち考えたことあります⁉

しかもサエさんを
『ママ』呼ばわりさせて!

お義母さん達もそれ
なにも言わずに認めてたんですよね⁉」

いつもと違う私の剣幕に
義母はおどおどし始める

義母「そ、そこまでしてないわよ!」

義母「ただ、サエさんが
少し調子に乗っちゃって…!

『エイト君ママって呼んでもいいよ~』
って嬉しくなっちゃったみたいでね?

だから私も止めれなくて…
ほら!小さい頃から
娘みたいに接してたから!
家族だと思ってるのよ」

私「…へぇ、そうですか
私を抜いて家族なんですね?」

義母「そういうわけじゃっ!
ミツキさんも家族と思ってるけど」

焦って喚き散らす義母に反して
私の気持ちはどんどん冷たく冷えていく

私「そういえばお義母さんちって
結構良い家具や家電ありますよね
ほんと、こういうところ羨ましいです」

義母「そ、そうかしら」

にこっと笑って見せると
義母もひきつった笑顔で返してきた

私「夫もそういうところがあって…
無駄にお金かけて思ってたんですけど
こういう意識から
家族になれてなかったのかな~?

あ、でも。パソコンを買ったのは
完全な無駄だったな~って
反省したんです」

義母「反省…そ、そうね!
家族なのに気づかなかったミツキさんが
一番悪いものね!
大体いつも家にも来ないし…」

私「だから二度と間違えないように
パソコン壊してきました♡」

義母「…え?壊して…?」

私「はい。私ってほんの些細な間違いでも
二度と起こって欲しくないタイプなので」

私はバキバキに壊れた画面
飛び散ったプラスチックの破片
なぞに飛び出してるコードが映った
夫の元パソコンの写真を見せた

私「私とここまで考え方が違ったけど
これでもう大丈夫です!

あ、でもお義母さんは私を
家族と思ってくれてるんでしたっけ?

私ね、サエさんが『勝手にママ呼び』
させてる編集前の動画
今、持ってるんですよ」

義母「…!」

私「話が本当か見る前に確認しますけど…
私に嘘ついてること
一つもないんですよね?」

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