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本編
単身赴任中の夫③


私(ミルク…?牛乳のこと?)

夫「~~~だから~~で」

一瞬聞こえてからすぐに
電話が切れてしまう

私「外で買い物してたのかな?
こんな時間に…?」

すでに20時を過ぎてる
同僚と宅飲みでもするのかもしれない

私「いいなぁ…私は妊活のために
最近ずっとお酒やめてるのに」

月2回ほど夫に会える日に備えて
大好きなお酒をできるだけ
飲まないようにしている

夫はその気じゃないけれど
『もし』の瞬間と
赤ちゃんを授かるタイミングは
いつあるかわからないから…

私(自己満足かもしれないけど
自分でできることはしておきたいし…)

私『ミルクって
カルーアミルクでも飲むの?
相変わらず甘いの好きだね^^
もう私たちも若くないんだから
お酒の飲みすぎには気を付けてね』

できるだけ気遣うようにして
夫にメッセージを送る

冷めた味付けの濃い総菜に口をつけて
もう少し良いものを買えばよかったと
ぼんやり思いながら食べ終わる

私(明日も仕事、がんばらないと)

私「え…あ、そうだ仕事だ
仕事なのにお酒…飲むのかな」

夫は朝が弱いくせに、お酒の席では
空気を読んで飲んでしまうところがある

そんな夫がわざわざ仕事の平日に
宅飲みなんかするだろうか

私「誰と一緒にいたんだろう…」

胸にざわりとイヤな予感がする

電話してみるも
夫は電話に出なくて
メッセージも既読にならない

私「いつもならすぐ出てくれるのに
やっぱり宅飲みしてるだけ、なのかな」

そう考えるのも
夫にいやな疑いをかける自分も
イヤになってその日は寝ることにした

私(女の人じゃ…ないよね?)

そう頭の中で何度も繰り返しながら

寝起きは最悪だった
スマホの通知は夫じゃなくて
お母さんから

憂鬱な気持ちでメッセージを見る

母『おはよう、従妹のハナちゃん
2人目が生まれたんだって

クミもそろそろちゃんと
考えたほうがいいんじゃない?

仕事だってなんでもいいんだから
子どもを最優先に考えたほうがいいわよ』

私「わかってるよ…そんなこと」

転勤についていかなかったこと
子どものこと、セッ〇スレスのこと
なによりも一番私が考えて悩んでる

母の気持ちもわかるが
私にとっては重いだけだった

会社でお昼休みを迎えるころ
やっと夫から電話がきた

夫「昨日はごめん!
ちょっと同僚が風邪ひいちゃってさ」

夫「それで買い物してたんだよね
また電話かけっぱなしだったみたい
ほんとごめんね」

私「いいよ。同僚さん大丈夫?
あなた面倒見いいもんね」

飲み会だといろいろ勘違いした分
なぜか夫に申し訳なくなる

夫「もう大丈夫そうだよ!
それで単身赴任なんだけど…
1年間延びることになったんだ…」

続く

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