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本編
21


サエ「もう~みんなで楽しく

飲んでたのに空気

壊さないでくださいよね~」


そういってサエは大きな一升瓶を

とりだしてじゃーんと見せつける


サエ「さっ、これパパの

とっておきなんですよ~

飲みなおしましょう~」


お、おお…と喜んでいいのか

スルーしていいのか悩んでる声があがる


私「そうやって

しらばっくれるつもりですか…?

裁判してもいいんですか?

私が絶対勝つと思いますけど」


サエ「え~?」

サエはこちらを見ようとしない


夫「そんな多さげさな…

別れるつもりがないって

言ったのはミツキじゃないか!


むしろ俺は早く離婚したいのに!」


入れ替わりに小さくなっていた

夫がしゃしゃり出てくる


夫「今別居状態なんだからな…!

俺だって弁護士をつけて

戦うくらいできるんだぞ…!」


夫の無能さにため息がでる


私「じゃあ戦ってくれる

弁護士見つけてきてから

話してくれる?

あなたへの慰謝料はもっと

サエさんより高くなると思っててよね」

うぐっと夫が口を詰まらせる


サエ「も~それ脅しですかぁ?


自分の夫に対してひどいですよ


相変わらすミツキさんは怖いなぁ

そんなんだからエイト君も

のびのび成長できないんじゃ

ないですかぁ?


今時の子なのに柔軟性が

なくてかわいそうったらないですよぉ」


くすくすと笑うサエは

完璧にこの場の主導権を握っている


私に何もできるはずがないと

義両親と夫はニマニマと笑っている


私「柔軟性…ですか


確かに、裕福な家庭で

育ったっていうサエさんに比べて

私には子ども与えれることが

少ないかもしれませんけど…

他人のあなたが口出すことじゃ

ありませんよね?」


サエ「他人だなんてひどぉい

私は夫くんの幼馴染だし

エイト君も親戚みたいに…」


私「だから他人は他人です

夫も含めて義両親も

感覚がおかしいですよね」


サエ「冷たい…

子どもがいない女は

口出すなってことですか?」


義妹「そんなこと言ってないでしょ!

なんでさっきからそう話を違う方向に…」


私「いいよ。義妹ちゃん

サエさんの言うことはよくわかったから」


サエ「え~本当ですかぁ」


私「うん。これで心置きなく

訴訟を起こせるよね


サエさんのご両親

この辺では大きな会社なんだっけ?

うらやましいなぁ~」


サエ「そうですけど~?

だから私は痛くもかゆくも…」


私「そっかそっか!

田舎の人の仕事って

縁つながりやハラスメントが

当たり前に多いって聞くけど

実際どうなんだろうね?


私のお父さんはただの

サラリーマンなんだけど

実はサエさんのご両親の会社と

取引させてもらってるみたいなんだ…


サエさんもご両親の会社で

働いてるんだっけ?

そういうの大丈夫?」


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