夫「離婚…しない？

いやいやいや…！

俺はもうミツキと一緒に

暮したくないんだって！

パソコン破壊するような女だぞ⁉　

怖くてやっていけないだろうが！」

私「夫婦で買った物だから

私のモノでもあったでしょ

自分で壊して警察に捕まることある？

誰もケガしてないのに」

私「そりゃ見方によっては

いろんな意見があると思うけど

同時に『なんで壊したか』って

誰かに聞かれるたびに

細かく私が説明してあげようか？

あ、それと

一緒に暮らすとは言ってないし」

夫「は…？」

私「あなたはこれからも

この家で暮らせばいいんじゃない？」

夫「俺の名前で借りてるんだから

当たり前だろ…！

出ていくなら出ていけよ！

どっちにしろミツキが1人で生活して

いけるわけないんだからな！」

私「生活費も養育費も

出してもらうつもりだけど？

少なくとも食費とかはもらうし」

夫「なんでだよっ

俺は離婚したいんだぞ⁉」

私「あなたが離婚したくても

あなたからは離婚できないの

結婚してるんだから

あなたは私…まあエイトは確実に

養う義務もあるし

生活費も貰う権利もあったと思うよ」

夫「義務って…！」

私「ああ、ちゃんと私も

弁護士を通して話しするから安心して？

中途半端にあなたに

逃げられたくないのよね」

私「これから別居するのもあなたが

浮気したのが原因だから

離婚理由にはならないと思うし」

自分の思っていたことと

正反対に話が進むので

夫は信じられないと言いたげだった

私「じゃあ、そういうことで

今度弁護士も交えて

サエさんとあなたと話しようか？」

私「離婚後は、エイトの親権は

私にくれるって言ったよね？

どうもありがとう

余計な話しなくて済んだし

あなたがエイトをモノみたいに

みてるって再確認できてよかったよ」

夫「そ、そんなつもりじゃ…！」

私と離婚できなければ

サエさんと夫が子どもを作ったとしても

私生児扱いになるだろう

私（実家が太いって言ってたし

あの義実家と仲が良い家だもん

もしそうなったら

世間体を必ず気にするはず…

それを理由に

子どもを作らなかったとしたら

いつエイトを引き渡せ！と

言われるかもしれない）

私「じゃあ、どんなつもりだったの？

もう二度と、エイトに近寄らないで」