義妹「大問題でしょ…！

お父さん、お母さんありえないよ！

お兄ちゃんとサエさんも

エイト君も巻き込んで…！

最〇！気持ち悪いよ…！」

義妹の顔から

血の気がみるみる引いていくと

くるっと私に向きを変えて

義妹「ミ、ミツキさん…！

ごめんなさい、私知らなくて…！

さっきも失礼なこと言って

ごめんなさい…！」

私「え…信じてくれるの？」

義妹「ここで嘘つく理由ありませんし

私は実家ですけど、普通に

義実家に行きたくないって気持ちも

私はわかるし…」

義妹「でも、今日なんで

ここに来たんですか？

あ…そっか

ミツキさんじゃなくて

お兄ちゃんの浮気って

ことになるんですよね…」

私「…私が浮気してるって聞いてたの？

出ていった理由は、男って？」

自分の言葉にハッとした後、義妹は

気まずそうに頷く

義妹「その…はい

私も信じちゃってて…ごめんなさい

芯のある人だと思ってたから

自分に嘘つけないって男の人と

出ていったのかなって思ってました」

私「そう…」

義両親はずっと

アヒルみたいに、がーがー騒いでいる

私「実はね、今日ここに来たのはさ」

私は義妹に簡単に事の顛末を話す

勝手にYouTubeに子どもの動画を

あげていたこと

サエさんとママと呼ばせていたこと

夫だけじゃなく義両親も認知してたこと

そして、家族旅行と称して

夫、サエさん、義両親で

仲良く旅行に行っていたこと…

義妹「ひ、ひどい…」

義母「ひどくなんかないわよっ

大体ミツキさんが男の子を

産んだのに私たちのところに

連れてこないから悪いんじゃない！」

義妹「ミツキさんだって働いてるし！

子連れでここまで来るの大変なんだよ

もし関係が良くても義実家に行く時は

気をつかうと疲れるのわからない⁉」

義父「ふんっ！

婿養子も男も産まんかったやつが

○○家のやり方に口出しするな！

もうお前は嫁に行った身だろう！」

義妹に説教されるのが耐え切れないのか

私には口で勝てないと思ったのか

義父はとんでもない発言をしたことに

全く気が付いていない

義妹「今、なんつった？」

義父「だから、女しか産めないくせに…」

義妹「いつの時代で生きてんの？

お父さんに子ども見せるために

子ども産んだんじゃないし！

ミツキさんの事といい

ほんとありえない！

私、もう二度と

この家には来ないから！

女だからなんていうお父さん達には

子どもに、もう一生会わせない！」