義妹「まだ小さいのにエイト君を

残して1人で出ていったって…！

なんでそんなことするんですか⁉

お兄ちゃんがどれほど

苦しんでたか知ってます？

いい人だと思ってたのに…

私は同じ女として

ミツキさんのこと信じられません！

義妹「お母さんたち！

はやくお兄ちゃんに連絡して！

今ここでミツキさんに

離婚届書いてもらおう！

そのつもりで来たんですよね⁉

ミツキさん！」

義父「あ…いや、その」

私「…そうですね

離婚するつもりは、勿論あります」

私（そうゆうこと…

だから義妹ちゃんも

何も言ってこなかったんだ）

義妹と私が会ってないうちに

私は無責任に出ていった母親

夫は残されながらも育児を頑張る父親

サエさんは、そんな夫とエイトを

支える優しくて新しいママ候補として

認識されていたようだ

私「でもね、義妹ちゃん」

義妹「なんですか…」

私「信じてもらえないかもしれないけど

私出ていってないよ？

ずっとエイトと一緒にいたしね

育児していないのは夫の方だよ」

つい最近エイトと一緒に取った

写真を見せてみせる

義妹「えっ？」

私「義実家に来たくなくてさ

夫だけで行ってもらってたの

エイトだってここ最近しか

多分来てないはずなんだけど？

だってその間は私と家にいたからね

義妹ちゃんは

夫とサエさんから、そう聞いたの？」

義妹「あ…」

思い当たるふしがあるようで

私と義両親を見比べ、義妹は困惑していた

義妹「たしかに…

お兄ちゃんとサエさんからと

エイト君がさっき帰った～って話を

お母さん達が話してるのとか聞いて…

え、じゃあ嘘…なんですか？

え…？どういうこと…？」

なにも言い出さない義両親

私は先に答えを教えてあげることにした

私「お義父さんたちは

私と夫を離婚させて

サエさんと結婚させたいんですって」

義妹「え？」

私「だってもう2人って

義妹ちゃんから見ても

仲良し夫婦みたいなんでしょう？

妻の私がいるのにね？」

義妹「じゃあお兄ちゃん…

え、お母さんたちも…

なんで…？なにやってるの…」

義父「ミツキさんの言うことなんて

信じるんじゃないぞ！

全部ミツキさんが悪いんだから！」

義母「そうよ！」

私に罵声を飛ばす義両親を

黙らせたのは今度は義妹だった

義妹「いや、そうじゃないでしょ…」

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