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本編
私「懐いてる?どこが?」
私はお昼寝から覚めて
授乳済みのご機嫌な状態の子どもを
抱っこ紐から慎重にとりはずす
もう3ヶ月、首もすわって
ムチムチで可愛く私を困らせる子ども
夫の方に抱っこしたまま
ゆーっくり顔を近づけさせてみる
夫「ほ、ほら…パパだよ!」
その瞬間、子どもはうりゅっと
顔をゆがませ大声で泣き始めた
私はよしよしと抱っこして
落ち着かせる
夫「あ…」
私「ずっと一緒にいるはずなのに
パパ見て泣くってすごいね?
子どもはアナタが
お世話してくれてないってこと
わかってるみたいだけど?」
私「じゃ、私そろそろ帰るね
イクメンリーダーが嘘なんだから
子どもとの写真必要ないでしょw?
他の子どもとの写真使うのもやめて
あー、それとあなたは
しばらく帰ってこないでね」
夫「シオリ…⁉なんで…⁉」
私「『なんで』…じゃないわよ」
私「浮気して
育児も家事もしない夫と
私がこれ以上一緒にいる意味ある?」
夫「あるだろ!
1人でどうやって子ども育てんだよ!
俺の子を路頭に迷わせる気か⁉」
私「そんなつもりありませんけど?
私だって育休中なの忘れてない?
お金の問題があるっていうけどね?
今だって黙って
お金を遊びに使わてるのに」
私「精神衛生上ストレスしかないし
子どもの為に貯金したお金まで
とられるようになったら意味ないでしょ」
夫「子どもと2人きりで
育児なんてほとんどしたことないくせに
なに『良いママ』ぶってんだよ!」
私「は?1人で育児してたけど?
同じ空間にいるだけで
もしかして育児してるつもりなの?」
私「お風呂もご飯もぜーんぶ私!
1人でこなしてたの気づいてないんだ
私ねぇ、だんだんアナタを
いない存在として扱ってたの
最近『物分かり良い嫁』にでも見えた?
違うよ~?
もう『あなたがいる』ってことに
私はこれっぽっちも期待してないの」
夫「あ…う…」
夫の思っていたことは
すべて図星だったようだ
会社での面子はボロボロ
帰ってくる家もない
浮気相手の存在もバレてる
私「じゃ、さよなら
後は弁護士を通じて話しますから」
私「ちなみに離婚にかかる費用は
アナタがお義父さんたちから
もらったっていう
通帳の口座から払ってるから」
夫「…!」
私「御両親にも話しました
そしたら暗証番号も
ぜーんぶ教えてくれたんだ
あ、口座はお父さん達が
空っぽにしたから安心してね?」
続く
続く
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