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本編

夫「はっ⁉何言ってんの…?
子どもはまだ小さいのに
そんな遅い時間まで外に
連れまわせるわけないだろ!
それくらい気にしろよなっ!」
たらたらと冷や汗たっぷりの夫の言葉は
いつか私が夫に言った言葉と同じ
私「別に、ずっと外にいる
なんて言ってるわけじゃないけど?」
私「畳のあるお店の個室の
予約とればいいんじゃない?
それなら待つ時間もないし
予約に合わせて準備できるでしょ?
子連れでも大丈夫って
わりと書いてあるところ多いし
そうだ『〇〇』っていう
お店はどうかな??」
『○○』は今日の夜、夫が
キャ〇嬢まひろと同伴デートする場所だ
夫「え…そこ結構いい値段する店だろ…わざわざ行かなくても」
私「…え?なんでそのお店知ってるの?
もしかして行ったことあるの??」
あれーおかしいなぁ~?とわざと
首をかしげてみせる
私「値段までわかるなんて、結構常連さんだったりしたの?」
夫「ち、違うけど…⁉」
私「そうなんだ?
でもこの位なら初節句のお祝いでも
全然おかしくない値段じゃない??
個室の方が気を使わないから
子どもも大丈夫だと思うし
実はママ友から教えてもらったんだ~
おすすめだよって」
夫「そ、そうなの?
でも、やっぱり五月人形の宅配も届くし…
今日は家にいた方がいいんじゃない⁉
父さん達もそんなこといきなり
言われてもさあ…な、そうだよな⁉」
届くはずのない宅配に一体
何を言ってるのだろうか
義両親はそわそわしつつも
快く快諾してくれる
義父「俺たちはシオリさんが
良ければ全然大丈夫だぞ
五月人形はまた届いたら
孫ちゃんとの写真
送ってくれると嬉しいな」
義母「私もよ~おでかけできるなんて嬉しいわ」
少しだけ胸がちくんと痛む
届くはずのない五月人形を
義父が心待ちにしているから…
私(ううん…ここでちゃんと
『夫が悪い』って思わせないと
夫は義両親に『私がネコババした』
って簡単に嘘をつくはず)
口だけがペラペラうまいこの夫に
徹底的に五月人形代を
キャ〇代につかったことを知らしめたい
私は夫の真似をして電話をかけて
4人と子ども1人の予約をとる
もちろん予約はあらかじめ
ちゃんと取っている
それならと、しばらく家でゆっくりし
子どものおむつやミルクを済ませ
予約したお店へと向かう
夫は四六時中スマホを見ていたが
店につくなり誰かから逃げているように
私たちをせかし始めた
夫「早く店に入ろう…!早く!」
義父が文句を言おうとしたその時
夫の腕に白くて細い腕が絡みつく
まひろ「夫く~ん!お待たせ!
連絡返せなくてごめんね~!」
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