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本編
22

思わず耳からスマホを
話してしまうくらいの
うるさい声でまくし立てているのは

間違いなく夫の浮気相手
【ユカちゃん】だった

私(夫のスマホから
直接電話かけてきたのね…)

ユカだとわかっているが
私は再度名前をきくことにした

スマホはスピーカーに…そして
ボイスレコーダーのスイッチをオンにして

私「どちら様ですか?
これは私の夫のスマホのはずですが…?」

ユカ「わかってるくせに白々しいっ…

私よ!〇〇ユカ!
夫君の再婚相手!」

私「再婚…?
私は夫とまだ離婚してないんですが
もう再婚されたんですか?」

『わっかんな~い』とわざわざ
あほらしい声を出してあげる私は優しい

ユカ「これからそうなるの!

だからあの金額は何よ!
大したケ〇じゃなかったくせに
はったりかますのもたいがいだわ」

私「はったりでもなんでもありません

医師の診断書もありますよ

+精神的苦痛
婚姻期間中の不倫行為…

全部妥当だと思いますけど?」

ユカ「もともと夫婦として
破綻してたんだから
私にはカンケーないことでしょ…っ」

私「さあ。そんなこと
あなたに教える義理は私にありません

夫は慰謝料も養育費も
払ってくれるそうですよ?

夫があなたに慰謝料について
伝えたから電話してきてるんですよね?」

ユカ「ええ、聞いたわよ!

○○円も
夫君からこんなに
お金奪って置いて
私からも取ろうとしてるんでしょ…

どこまで金にがめついの?」

私「…金額に納得されないのであれば
弁護士をつけて
お話進めたらどうですか?」

私「まあ…弁護士を雇うのにも
お金はかかりますし
証拠しかない状態で
引き受けてもらって…

もし減額できたとしても
大して変わらない気がしますけど。笑」

私の嘲笑いながら吐いたセリフに
浮気相手は罵詈雑言を重ねてくる

私の方が愛されてる、勝ちだ!とか
不倫してる時もこんな風に~など
たっぷり彼女は喋ってくれた

私(そろそろ終わったかな…?)

息が切れそうな声の
彼女は最後にこう続けた

ユカ「私と夫君が友達として
遊んでただけかもじゃん

それなのに浮気なんて
言いつけるのおかしい!

離婚するかもしれない夫君と
次に私が結婚しても
なんの問題もないはずじゃないの!」

私「あはは~も~今、浮気してる証拠
たくさん喋ってたじゃないですか!

ぜーんぶ録音してますよ?

とにかくちゃんと支払ってください

私ね今はまだ、産後で疲れてるんですよ

だから間違いちゃうかもしれません

録音のデータをあなたの会社に
送ったり…ね?」


続く


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