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本編

28

夫「俺は悪くない!ホントに…!
義妹ちゃんがいつも
可哀そうに頼んでくるから…!

だから買い物付き合ってあげたり
ココナと遊んでたりしてた…!
それで成り行きで義妹ちゃんと…」

義妹「夫くん…⁉」

義母に水をかけられた夫の
手から腕が濡れて気持ち悪い

義父「夫!どの口が言う!
お前はどっちにも最〇なこと
言ってる自覚があるのか!」

義父の良く通る声に夫はビクつき
図々しくも私の後ろに隠れた

夫「ひっ…!サヤカもずりぃよ!
父さん母さん呼ぶなんて…
俺ちゃんと謝るのに!
なんでこんな大事にすんだよ!」

夫の弟「兄さん、もう…!」

義父と弟さんがありえないと
首を振っているのが見えないのか

義妹が『夫君ひどい!私だって!』と
夫の言葉をさらに擦り付けようと
しているのが滑稽でしかたがなかった

私はその場に腰をかがめ
座っている夫に視線を合わせてあげる

私「どの口が謝るって?ん?

義妹さんのせいだとしても
転職した嘘つく必要は?

毎週仕事行くふりして
義妹さんちに毎日行かないと
いけないほどなの?

私が体調悪い時に近くに居た
あなたが感染してる可能性もあるのに
ココナちゃんのいる義妹さんちで
ゆったり過ごしてたのは?」

夫「いや…でも
それは…サヤカは…許してくれるだろ⁉」

笑顔を取り繕うのも難しい夫に
私はぐいっと顔を近づけガンつける

私「いったい…
私をなんだと思ってるのよ!

もう家政婦みたいな私はいないの

いつまでもあなたに
都合のいい女だと思わないでよね」

掴んでた手を離した反動で
夫は少しだけのけぞった体勢になる

夫「いてっ…!なにすんだよっ
ディーVで訴えんぞ⁉」

私「ご自由に。お義父さんと弟さんに
証言してもらうから大丈夫です」

夫「…っ」

義父と弟さんに向き直り
私は頭を下げる

私「お願い聞いていただいて
ありがとうございます」

義父「いや…私こそ申し訳ない
愚息で…本当に…」

私「お義父さんは悪くないです
巻き込んで本当にすみません」

私「夫、義妹さん
この落とし前きっちりつけてもらうから
覚悟してくださいね」

私「弟さんもありがとうございます
義妹さん、どうするんですか?」

夫の弟「…別れます
この家も売るつもりです

もう兄さんが過ごした家で
暮すのはイヤですから」

義妹「待って…!
それならこの家
私とココナにちょうだい!」



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