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本編

写真で見ると1歳位に見えた
小さなココナちゃんは思ったよりもしっかりしている
弟さんも少し前に帰ってきたらしく
久しぶりに会う娘に優しい顔を見せていた
夫の弟「ココナ、起きたの?
久しぶりだね。元気だったか?
ごめんな。うるさくして…」
ココナ「ぱぴゃっ(パパ)」
たたたっとココナちゃんが
笑顔で弟さんに駆け寄る
だけど
ココナちゃんが抱き着いたのは
弟さんをすり抜けた先の夫だった
ココナ「ぴゃっぱ!」
甘えるように夫の足元でまだ
つたない言葉で呼びかけてるのを見て
私は言葉にならなかった
義妹がひゅっとココナちゃんを
抱きかかえてその場をごまかす
義妹「も、もうココナったら!
パパはこっちじゃない!間違えちゃダメよー!」
ココナ「ま?」
いきなり抱っこされて
ココナちゃんはきょとんとしてる
夫の弟「最低かよ…ココナに
なんて教えてたんだよ!」
ここにきて初めて弟さんが怒鳴った
ココナちゃんがびくっとして泣き出す
夫の弟「あ…ココナごめん…!」
手を伸ばした弟さんの手を
義妹が被害者のように振り払った
義妹「触らないで!」
義妹「夫パパって言ってただけよ…!
まだ言葉が上手くないから
ただそう言っちゃっただけで…!
大きい声出してココナが
かわいそうじゃないの!
あなたが無頓着だから
ココナだってお義兄さんの方が
懐いたんじゃないの⁉」
夫の弟「…そうかもしれない
だけど、君にも問題が
あるとは思わないのか?
僕達は夫婦なんだから
2人で解決するべきだったのに
なんで兄さん頼ってんだよ…」
義妹「なにその言い方…
自分だけ被害者気取り?」
義妹「あなたがいつも忙しいって
雰囲気作るから話しかけられなく
なったんじゃない」
義妹の自分勝手な言い草は
どこか夫の言い訳と被っていた
弟さんと義妹の間になにがあるかは
詳しくは知らないが
都合の悪い所は忘れる似たもの同士
だということは間違いないようだ
いつのまにか夫が義妹に寄り添って
悲劇のヒーローごっこを始めた
夫「なあ、サヤカ
育児もしたことのないお前に聞くけど
ここまで追い詰められた
義妹ちゃんが可哀そうだとは
これっぽっちも思わないワケ?
ほんとに同じ女なのかよ?」
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