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本編

夫「えっ?なに?
温泉パークじゃないの?なんだよ~っ
あんなに期待させといてさぁ…
俺完ぺきに温泉パークだと思って
めっちゃ準備してきたんだけど!」
しめたばかりのシートベルトから
夫の手が残念そうに離れていく
私「楽しみにしててって言ったでしょ?
楽しいことはちゃんと最後まで取っておかないと」
私は車を発進させ
車道をスイスイ走らせていく
夫「はぁ~まあいいけど
温泉パークはじゃあ今度連れてってよ
もちろんサヤカのおごりな?
俺の期待をがっかりさせた分だから!
」
私「いいよ~でも
今日はすっごく喜んでくれると思うから
そんなことにはならないと思うなあ」
夫「そこまで言うって
どんだけ自信あるんだよw」
私「うふふ。そういえばこうやって
出かけるの久しぶりだね?」
夫「あ~転職前から
ずっと忙しかったからな~
やっぱできる男は将来に時間も金も投資するんだよ」
私「さすがだね
それがほんとに仕事なら
人間的にも成長出来て
転職も出来たんだろうけどね」
夫「…え?」
夫「仕事に決まってんだろ…
何言ってんだよ…?」
私「ほんとに?最近保険証見たんだけど
前の会社から転職してないでしょ?」
夫の表情が突然氷水を
かけられたように固まった
私「あーでも、時間とお金を
かけてるのは間違いないね」
私「わかるよー
人間関係を深める時って
ご飯やデートや、電話とかメールとか
やることいっぱいあるもんね?
それで距離を縮めたとか?
マッチングアプリとかやってるの?」
夫「…ッ⁉
やってるわけねーだろっ…
やってたとしてもなんだよその言い方!
それに保健証はただ返し忘れただけでっ」
私「それなら新しい保健証は?
いいよ、もう嘘つかなくて
私、全部知ってるんだから
今日はね?
ここ最近あなたが大好きで
ハマってるところに私も一緒に
連れてってもらおうと思ったんだ~
どう?嬉しくて仕方がないでしょう?」
すでに車を走らせ20分
夫は周りの見覚えのある景色に
気づいたようで顔面蒼白だった
夫「今から…どこいくんだよ⁉」
私「やだ~もうっ
桜がキレイなこの道知ってるでしょ?
今日のお楽しみ先は
あなたの浮気相手の家だけど」
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