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本編

2

私「こ…子供?え、なんで…どうして?ずっと私を騙してたってこと…?」


彼「ミサトには悪いことをしたと思ってる…!」


彼は頭を下げたまま動かない


マイコはそんな彼の手をそっと握っていた


マイコ「そんなに思いつめないで…!ミサトならきっとわかってくれるはずだから!」


マイコ「ねっ?そうだよね親友の幸せをミサトなら、一番に喜んでくれるよね…⁉」


私「…!」


マイコ「ミサトは私たちのキューピットなんだし!」


私(なに…言ってるの?なんで私が普通に祝福する流れなの?)


喜ぶ理由が、私には1つも見つからない


私「いつから…付き合ってたの?」


彼「…初めて会ってから…しばらくして仕事で会うことがあって、それからご飯に行くようになって…」

マイコ「付き合い始めたのは1ヵ月前くらいかな?」


私「じゃ、じゃあそれまでずっと、私に隠れてコソコソ会ってたってこと⁉」


彼「ち、違うんだ!ほんとに仕事の付き合いで最初は飲んでて…!俺もクライアントさんだから断れないし!お互いの上司や同僚も同席してた!ほんとだよ…!」


マイコが重ねていた手を払い

彼が私の手にそっとを伸ばそうとしてくる手を私は叩いた


私「言い訳なんて聞きたくない!やることやっといて何よそれ…!」


ほんとに、ほんとに、小さな音がぺちんとなっただけなのに


彼「…ッ!」


マイコ「だ、大丈夫⁉ミサト落ち着きなさいよ!」


赤くすらなってないレベル


彼らには大ケ〇に見えるらしい


彼「いいんだ、俺が悪いから…!許してくれないのわかってる…でもどうしても謝りたくてどんなことでもするから許してほしい…!」


私(謝るくらいなら浮気しないでよ…!)


ぎゅっと握り締めた拳をなんとか振り下ろさないように


私はじっと耐えていた

この場で泣き叫んでも、マイコに都合の良いように解釈されるような気がしたから


マイコ「彼は悪くないのよ…!私が…私が相談に乗ってもらってたからそれで優しくしてくれただけ」



マイコの口調に私はふと、奇妙な懐かしさを感じてしまった


私(あれ…今の言葉どこかで聞いたような気がする)


大学生マイコ『私が相談したら優しく聞いてくれてね…いつの間にか意気投合しちゃった!』


大学生の時、私がいい感じになっていた男子と、マイコが付き合い始めた時と同じセリフだった


私(ああ、この子は…いつも私のモノをとりたかったんだ。だから、あんなこともしたのね…)


半年間の出来事を思い出して、自分の感情が冷静になっていくのを感じた


私「わかった。別れようでも条件があるの」


そして自分の中の新しいなにかが生まれた気がした


私「結婚式には私を呼んでね?親友の幸せを心からお祝いしたいの」


続く

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