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本編

義母「ば、ばかばかしい…!
お金は結婚していれば
私が受け取るモノだったのよ!
なにが税金…それでなんで
あんたに言われないといけないのよ!」
シーンとした料亭の空気を
破ったのはもちろん義母だった
私「もう…『嫁』の立場から
忠告してあげたらこれなんですから」
私「じゃ、私はこれで失礼します
あとは皆さんで楽しんでくださいね
さようなら」
私は自分の分の代金を置いて
料亭の部屋をあとにした
義母の私を罵る声が響いたと思えば
親戚たちが怒鳴り散らす声が打ち消す
夫が追いかけてきたことが
ただただ意外だった
夫「待ってマナミ…!
ほんとうに離婚するの?」
私「しますけど
もう今から業者に私の荷物
引き取りに来てもらう予定だから
家具も家電も全部あげるよ
お義母さんが触ったもの
私使いたくないから
その分いくらかお金貰っていくわ」
夫「…もうちょっと考えてくれないか?
さっきの話を聞いてさ…ショックで
俺このまま母さんと暮らしていく
決心がつかないんだ…!」
夫「マナミが間にいてくれたら
なんとか耐えていけると思う!
だから!」
私「だからこれからもずっと
お義母さんの言いなりになって
我慢しろって?嫌に決まってるでしょ!
あなた私の為に
何かしてくれたことあった⁉
『お義母さんが言うから』って
あなたは言うけど結局は自分の為じゃん!
いつも自分のことしか考えてないよ⁉」
夫「そんな…そんなことない!
俺はただっ…!
皆が笑顔で暮らせるようにって…!」
私「だから
皆って自分とお義母さんでしょ?
私は笑って暮らせるとは思えません
今までも、これからもずっとムリ」
なにを言っても突き放されることに
夫は慣れていないようだった
夫「俺だって…俺だって
知らなかったんだぞ⁉」
夫「離婚するなら別に今日
あんな風に言わなくてもいいじゃないか!
それにっ母さんの金に汚いところ
なんて俺は知りたくなかった!
夜の店ってなんだよ…
新しい親父ってなんだよ!
俺がやった金だけじゃなくて
親戚からも同情買って金を巻き上げてた
ってなんで俺に教えたんだよ!」
私「知らなかったら幸せだったって?
…やられたことやり返しただけよ
信頼してる人間に裏切られた時の気持ち
これでわかったでしょ
私もあんなことまで出てくるって
思ってたわけじゃないわ」
夫は項垂れて座り込んでしまった
夫「…これから…
どうやって母さんと
暮らしていけばいいんだよ…!」
私(知らないわよ…)
少しでも味方になってくれていたら…と
一瞬考えがよぎったが、夫や義母が
私を『都合の良い女』扱いした事実が
私の頭から離れることはない
私「さよなら
もう二度と会いたくないわ
あの家で大好きなお義母さんと
幸せに暮らしなよ
お幸せにね」
続く
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