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本編

24

息子を抱っこする私の腕に
義母がねじ込むように手を入れ
息子を奪い取ろうとする

私「やめてください!
息子が落ちちゃいます!!」

義母「あなたが手を離せばいいでしょう!
孫ちゃんは私と帰るのよ!」

息子は義母を認識してはいるが
力ずくの義母の手でつかまれたのが
怖かったのか痛かったのか
瞬時に大声で泣きだした

息子「わああああん!
たったーったー!」

大声でなく息子に義母がびくっとし
とっさに息子を怒鳴りつけた

義母「孫ちゃんうるさい!
黙りなさい!」

私「ちょっと…!
息子を怒鳴らないでください!
手も放して!!」

そしてさらに大声で泣き続ける息子

保育園の中に入りつつも
様子を見てくれていた先生が
ダッシュで出てきてくれて
今にも落ちそうになっている息子から
義母を引き離してくれた

義母「はあはあ…っ
邪魔しないでちょうだい!」

先生「お、落ち着いてください!
息子君が怪我したらどうするんですか?」

仮にも保護者の祖母という存在に
強く出れないはずなのに
義母を諭してくれることにじんとくる

私「すみません…っ
ありがとうございます」

義母「私よりもあの子から
孫を引き離しなさいよ!
孫は大事な跡取りなのよ⁉
ほら孫ちゃん‼ばあばと帰るわよ!」

また義母の手が
息子にのばされそうになった瞬間
義母の手をぺちんと叩く音がした

義母「えっ…⁉」

息子「ああぁあああ!
あーあああー!!」

くしゃくしゃにした顔を
私の方に埋めながら息子は
義母の手を叩いていた

義母「ま、孫ちゃん…⁉」

初めての息子からの拒絶反応に
義母は放心状態

義母「私よ⁉
ばあばよ⁉」

義母が近づこうとすると
より大きく泣く息子は
私の胸の中で暴れようとする

私「大丈夫!大丈夫だから!
もう絶対触らせないから!」

先生が私と義母の間に入ってくれたので
私はその場から走って義母から離れる

背後から義母の声だけが聞こえた

義母「わ、私をタタくなんて…
孫ちゃんが…」

そろそろイヤイヤ期に入るかなと
思っていたくらいだったが
こうやって叩こうとする息子は
私にとっても初めてだった

駅前まで追いかけてくることはなく
タクシーじゃなくそのまま
電車で実家に帰ることにした

家につくころに泣きつかれた息子の
腫れた瞼を見ると
申し訳なさで胸がいっぱいになる

私(それくらい嫌な気持ちになったのかも
ごめんね…息子)

帰宅後、保育園に再度謝罪の
電話を入れて事情を説明

今後一切夫や義母が来ても
対応してもらわないことにした

そして今日の件を弁護士に連絡
夫にも伝えてもらうことに
すると今日の件で親権を無事に
獲得できるかもという

二度とこんなことをさせる気はない
だけど案の定実家のドアが
どんどんと叩かれる音がする

夫「あけろ!」


続く

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