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本編

私「えっ?母が?」
そんなことは一言も聞いていないし
合鍵を渡したとしていても
勝手に娘の家に入るわけがない
大家「はい、さっきも挨拶してから
サキさんの自宅に入られていったんで…」
私「それ…」
さーっと血の気が引くのを感じた
私(もしかして…お義母さん⁉)
私「教えてくれてありがとうございます
また解約の書類持っていきますね」
私はぺこりと大家さんに挨拶をし
自宅の扉をゆっくりと開ける
私(鍵かかってない…!)
そぉっと中に入ると壁を叩く音と
少しだけ子供の声が聞こえてきた
私(えっ?なに?
ほんとなにやってるの…⁉)
大家さんが『母』というくらいだから
義母かと思ったけど
もしかして違うかもしれない
不気味さで額に冷たい汗が流れる
私(外に出て誰か呼んだ方がいい…⁉
どうしよう…!)
その時だった
義母「もう!あんたなんかいらないのよ
さっさと消えちゃいなさい!」
私(は…?お義母さんの声…だよね?)
誰かと言い争いをしているような言葉だが
聞こえてくるのは義母1人の声のみ
私(お義母さんだけなら大丈夫かも)
何かあった時のための証拠にしようと
私はスマホのボイレコをつけてリビングに入る
私「なにやってるんですか⁉」
義母「!!」
そこにいたのは義母1人のみ
そして義母のスマホからは
子供の泣き声が流れてる
私(えっ…なにこれ)
壁を叩きながら怒声を発する義母と子供の泣き声が響く部屋
奇妙としかいいようがない
私「あの、私の家でなにやってるんですか」
義母「なにが私の家ですか
あなたは出て行ったんでしょう⁉
息子の家で私がなにをしても自由です」
スマホをさっとかくして明らかに焦っている義母
私「いやいやいや…
まだ離婚成立してないですし…
それにここ私名義の家なんですけど
これ不法侵入ですよ」
ドン引きした私をけらけらと
嘲笑う義母の声
義母「あなたの言うとおり
まだ離婚成立してないなら
私は身内のはずでしょう?
寝ぼけたこと言わないで!」
私(うわ…話通じない…)
義母の様子と大家さんの話を聞いて
頭の中で一本の線が繋がる
私「もしかして…
これで息子を私から
奪うつもりだったんですか?
虐〇タイしてるって思わせて⁉」
バカみたいな私の言葉に
義母はにやりと笑う
義母「そうだけど?
あなたが孫ちゃんを育てる資格がないって
わからせてやれば
私たちが育てるしかないでしょう?」
自分の行動が何をしてるか
わかっていないのか
私「そんなに孫が欲しいなら
浮気相手に産んでもらったらどうです⁉」
義母「男の子を産めるか
わからないじゃない…それに」
義母が珍しく言いよどむ
すると、廊下から玄関の扉が開く音がした
私(…誰⁉)
続く
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