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本編

暗くなる前の映像を姉は確認する
姉「いやわかんない…
気づいてるようなそぶりも見えないし
脱いだ服が
たまたま覆いかぶさったのかも…」
私(そんな偶然ある…?
やだ…まさか…
私がカメラを仕込んだこと
バレてたんじゃ…)
ペットカメラは相変わらず
暗闇をうつしたまま
これ見よがしに夫の好きな音楽だけが
カメラから流れてはじめて
私は顔からさーっと
血の気が引くのを感じた
私「バレてる…なんで…?」
姉「そんな…偶然じゃないの?」
私「だって…私達がうるさいからって
いつも音楽はイヤホンでしか聞かないもん」
浮気相手との『音』を消す為なのか
私への当てつけかわからない
でも今日証拠になる決定的な映像を
撮れなかったこと
それが一番のダメージだった…
その後もスマホにアプリの通知はこず
私は眠れない夜を過ごした
朝起きて姉は私を元気づけてくれる
姉「浮気相手の顔は映ってるんだし!
これ写真にして色々調べてみよう!
それに…まだ可能性はあるんでしょ?」
私「うん…一応…
そっちは家に帰ってから確認してみる」
姉「私は使えそうな興信所とか
探偵とか…そういうの調べとくから
頑張って…!しんどくなったら
いつでも来てもいいから」
私「ありがとう、お姉ちゃん」
本当は今も家に帰りたくもない
でも、今私が生活を放棄すれば
私の方に責任があるからと
言いがかりをつけられるかもしれない
私(苦しめられてきたのに…
私をコケにしてこき使ってきた夫に
何のダメージもないなんて嫌だ…)
夕方になる前に家につく
今日はマンションの下に
夫の車がないことにほっとする
私(家に…いるのかな
それともまた浮気相手と出かけてるのかな)
掃除や洗濯をまたしないといけない
気持ち悪い…でも
証拠集めの為と思ってやるしかない…
私「ただいま…」
娘「ただいまー」
私「先に手洗ってね!」
娘「うん。パパただいまー」
夫「おかえり」
洗面所で手を洗った娘が
リビングに走っていく
やけに機嫌のよさそうな夫の声
娘「パパ、これなに?
新しいおもちゃ?」
夫「これはなぁ、ママのおもちゃ
なんなのか教えてもらいな」
娘「ママーこれなに?」
テーブルの上で興味津々に見て
娘が触っているのは
私の置いていった
ペットカメラだった
私「…っこれは…」
夫はいつもと変わらない
嫌な笑顔を私に向ける
夫「おまえ、どういうつもりだよw
俺を監視してたのか?
浮気の証拠でも撮れたかよ?」
続く
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