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本編
18

夫婦の話し合いの場でどうして
夫がいないのか…?

私「あの…コウタさんは?
後から来るんですか…?」

久しぶりに会う姑は
呆れかえったように私を見る

姑「あの子は来ないのよ…
代わりに私が話を聞くわ」

私「…は?」

その場にいた私と弁護士は動揺を隠せない

私「えっ…今日は
娘の養育費とか…決めることが
たくさんあるんです
公正証書も作らないといけないのに
来ないってどういうことですか…!」

夫にも詳しい内容が書いた書類は
この前すでに置いていったはずなのに

姑「うるさいわね
大体あなたが離婚届出したんでしょ?

自分勝手すぎないかしら?

私たちに何の断りもなく離婚するなんて」

大の大人2人の離婚話に
なぜ義両親の許可が必要なのか

私「私にも非はあったかもしれませんが
コウタさんのしたことは
許されることじゃないんです…」

姑「あなたがふがいない嫁だから
他の女に走るんじゃないの⁉」

私「…もういいです
お話しても理解できなさそうですし」

弁護士さんが逆上する姑を抑えるのを見て
私は夫に電話をする

私(あれだけ言ったのに
こんな風にすっぽかすなんて許せない…)

私の手元に浮気中の映像があるのを
夫はもしかして何とも思ってないのか

何度目かのコールで
ようやく夫が電話に出る

夫「…なんだよ」

私「今日、色々決めるって言ってたよね
なんで来ないの?
なんでお義母さん来てんの?」

夫「…だってさぁ…
今日の話し合い…
俺にメリット一つもないじゃん

行くだけ無駄だから
母さんでいいだろ…」

私「…はぁ?」

夫「どうせお前のいいように
進められるからさぁ
俺がいても意味ないって言ってんの」

私「それ、本気で言ってる?」

夫「だって財産分与もほぼないし
俺には慰謝料と養育費の支払いだろ?

じゃー俺、マジで金ねーじゃん?

公正証書作ったら絶対に守らないと
いけないとかいうしめんどいわ」

私「めんどくさいとかじゃないでしょ…」

夫の口からは娘のことについて
一言も言葉が出ない

私(金、金…お金。この人は本当に
お金でしか物事を見れないんだ)

今日一番気になっていたのは
今後の娘と関わりについてだった

本当に『父親』の自覚がない…
ぎりぎりまで弁護士さんと
もし夫から娘との面会を要求された時の
取り決めを考えていたのが馬鹿みたいだ

私「わかった…
あなたに求めるのは慰謝料と養育費だけ
娘との面会は一切させません
その内容で公正証書を作るわ…

でも財産分与はきっちりするね
確認には来てくれる?」

夫「調べたけど、全部代理人の母さんで
いいんじゃねーのか?
まあいけたら行くわ。無理だったらいかね」

離婚する前と同じような軽い扱いを
夫から受けていると感じる

姑「私が代理人なら問題ないわね…!
話をしましょうか?」

ふんぞり返った姑も同じだ…でも
私はもう二度とあの頃の自分に戻らない
弁護士と姑に向き直り私はある提案をする

私「財産分与についてなんですが…」


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