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本編

夫「いや~もうとっくに
帰ってると思ってました!
シオリもいるならいるって
言ってくれればよかったのに」
私「なにその言い方…!
お母さんは今日めちゃくちゃ
助けてくれたんだよ⁉
お母さんに失礼でしょ…⁉」
夫「えっ?だってもう帰ってると
思ってたんだもん
別に悪気があるわけじゃなくて…
いるって言ってくれたら
お土産だって買って帰れたし
こっちも帰る時間とか
調節できるわけじゃん…
『気遣い』するために
準備が必要ってわかる?
お義母さんがよくしてくれたなら
俺としてはちゃんとお返ししたいの」
私(え…これも私が悪いの?)
気が遠くなりそうな私を置いて
大して気まずくもない夫は
母に向かって話し出した。
夫「お義母さん、すみません
今日はなんにもおもてなし出来なくて…
今度時間をちゃんととって
お礼させてもらえると嬉しいです」
母「お礼なんていいのよ別に
家族なんだから気にしないで」
母「今日もお仕事で
大変だったのよね?
育休とる男の人が増えてるけど
トラブルはそれなりにあるものだし…
2人とも無理しない範囲で
一緒に支え合って頑張ればいいと思うの
大丈夫じゃないときは
私も力になるから遠慮なく言ってね」
私を気にしながら母は軽く夫に
釘を刺してくれるのがわかった
だけど夫には全く伝わっていないようで
母の手を握って一気に笑顔になった
夫「うわ~お義母さん
ありがとうございます!
よかった~!お義母さんが
いてくれるなら安心です
じゃあしばらくよろしくお願いします」
母「しばらくって?」
私「えっ?どういうこと?」
夫「それが育休2週間くらい
とれなくなっちゃって!
しばらくの間仕事になったんだ
ホント申し訳ないんですけど
その間、シオリの育児のフォロー
お義母さんに
お願いしていいですか?」
私「えっなんで⁉
今日だけじゃなかったの…⁉」
夫「今日代わりに謝りに行ったら
取引先の人に気に入られちゃって…
育休前にデカい仕事してから休んだ方が
復帰後も仕事しやすいだろ?
やっぱり『男』なのに
育休とるんだ~って
言われることも多くてさ~
時代の波がまだ俺に追いついてないって
ホント思うようになってきたんだ
シオリはそんな俺の妻であるわけだから
そこは臨機応変に対応してよね?」
臨機応変ってなに…?
子どもにお金がいるからって理由なら
ともかく、自分の立場の為…?
私「育休とって復帰できないって何?
そんな会社なら最初から
育休とらせないでしょ」
夫「わかってないなー
今きっちり仕事すれば男が
育休とっても出世コースから
外れたイメージなくなるだろ?
これは後輩の為でもあるんだよね
俺、イクメンリーダーになるからさ」
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