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本編
14

夫「うるさいなぁ!
とにかく、子どもに予防接種は打たせるな!
大きな副作用が出るかもしんないだろ??

それに熱が出ても病院に行かなくてもいいから!」

私「な…なんで…?」

これが常識!と私をたしなめるような夫にめまいがした

私「た、確かにいろんな考え方があるけど…

私は予防接種受けさせるよ?

免疫力があった方がいいと思うし

子どもが熱が出たりしたら

病院にだって連れていく

だって私医者でもなんでもないんだもん…!」


夫「いやいや子どもっていうのは

自然治癒力持ってるからほっときゃ治るんだよ!

予防接種も強制じゃないじゃん

ってことはやらなくてもいいってこと!

俺の言ってる意味わかる?」

私「…そういう考え方もあるけど

それってあなた一人で決める事なの?」

わからない、いやわかるわけない

夫がこれまで真剣に子どものことを

考えてくれて接してくれたなら…

この発言も、「子どもの為」って思えたかもしれない

だけど、夫の知識は偏りばかりで

見聞きしたこと全部とりあえず言って

そんな自分がすごい!としか

私には聞こえなかった

子どもの為とは思えなかった

私「…ちょっと無理だ

あなたの言うようには、私は考えられない

とにかく予防接種は受けるし

なにかあったら病院にもつれていくよ」

夫「はあ?それでもし子どもになにか

あったら責任取れんの?」

私「だから…

そんなの誰にもわからないじゃない」

会社でもてはやされてきた分

夫は私に否定されるのがとても

嫌だったようだ

夫「あーっそうですかっ。好きにすれば~?

せっかく提案してやったのに

シオリはそうやっていつも

善意をどぶに捨てるよなー」

夫「もっと俺に感謝しろよな!」

そう言ってイラつきながら

夫は風呂場に直行していく

子どものオムツを変えたりすることも

持っていった荷物はほどかれることなく

翌朝もリビングに置きっぱなしだった

汚いテーブルの上には走り書きのメモが

夫『釣り行ってくるわ!

昨日ゆっくりさせてあげたから

今日は俺の番だから。怒ってばっかの

シオリといると疲れるんだよw』

メモをぐしゃりと握りしめた

機嫌よく出て行ったであろう

夫の笑顔をつぶすように

私「自由にできていいわね…!

育休を何だと思ってるの…⁉」

すると私のスマホに着信がなり

見ると夫の会社からだった

私「はい、もしもし…?」


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