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本編

10


私「休める…?」

夫「会社とか取引先でさ
子どもの写真見せると
ほんとイクメンですね~って
褒められちゃって!

ママさんたちの相談にも
乗ってたりしてたんだ

でも、それも最近しんどくってさ
イクメンにも休みが必要だよな」

私「そんなことしてたの?」

ここ2週間のうちに
夫は数日出張に出かけたり
いない時間も多かった

だから、夫が育児をしたのは
数えるくらいだったのに…
本当に本は全部読んでいたようだ

理屈ペラペラの話をして
敬われて何が楽しいんだろう…

私(いけない、卑屈すぎるのかも…)

私「ま、まあこれからパパとして
頑張ってくれるんだもんね」

夫「まあな!期待してて~
俺ってイクメンだから」

それから
育休を取った夫との生活が始まった

ところが夜泣きを
担当してくれることになって

子どもが生まれて1ケ月半が過ぎたころ

夫は子どもが隣でギャン泣きしてても
全然起きる気配がない

私「ねえっ起きて?
泣いてるよ」

夫「んん…あ、ほんとだ

起きてるならシオリがやってよ

まだ眠いから…」

私「えっ…夫がするって
言ってたんじゃん…!」

夫「できる方がやればいいだろー?
それにこんな眠たいのに
抱っこして子ども
落としたらどうするんだよ…

ふぁ…ちょっと考えればわかるのに」

私「はぁ!?」

夫「うるさいって…
はやくミルクあげなよ」

子どもの泣き声が大きくなり
私はぐっとこらえてミルクをあげた

私「言ってることとやってること
全然違うじゃない」

朝まで夫は1回も起きることなく
夜のことを問い詰めると

夫「そうだよなーごめんごめん!
じゃあ俺夜起きれるように
これから昼寝するわ」

私「いや、私だって寝不足で
育児してるんだけど…

それなら私昼寝するから
その間子ども見ててよ

今度は育休中なんだから
ちゃんとお世話してくれないと困る」

夫「なんで?」

夫「俺は子どもの命預かるなら
万全の態勢で挑まないと
怖いからだよ?

シオリには母親センサー?って
本能みたいなついてるだろ?
本に書いてあったんだよ~
だから夜でも起きれるって知ってた?

俺は男だからそういうのないから
昼寝って提案してるんだけど?

シオリがするのはただの休憩じゃん」

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