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本編
24

私「お願い…ですか?」

元義父「ああ、私たちの遺産を
少しずつだがこの子に
残していきたいと思ってる」

私「えっ…⁉」

義両親たちの申し出は
元夫が将来受け取るはずの義両親の財産をすべて娘に渡したいとのことだった

元義母「もらっておきなさい
どうせあの子の事だから私たちの
家や財産をあてにするような生活してるでしょうし
すぐこっちに甘えようとしてるのが
見え見えなのよ」

思わずうなずいてしまいそうだった私は誤魔化して首を振った

私「でも…もう私たちは離婚してますし
そこまでしてもらうことは…!」

元義母「大丈夫だってば」

元義父「もちろん私たちも
老後どうなるかわからないからね
あくまで毎月少しづつ渡していけたらいいと思う
どうせ…息子は養育費を払わなくなるだろう
どうかな?養育費代わりに受け取ってくれないか?」

元義母が毎月だいたいこれくらいかな?
と私に見せてきた数字は
元夫と決めた養育費よりも高かった

私「ま、ますます受け取れませんよ」

元義父「これを受け取ったからと言って
トモカさんに迷惑をかけることはしない
情けないけない息子のせいで
ただ私達が償っているだけ…とでも思ってほしい」

話し合った結果
もし元夫が養育費を払わなくなったら
受け取るということに落ち着いた

元義父「来年には貰ってもらえそうだね」
そう笑った元義父の言った通り
元夫からは養育費が振り込まれなくなった
私は元夫に電話することに

私『お久しぶりです
娘の養育費が支払われてません
どういうことでしょうか?』

元夫『払えるわけねーだろ!
こっちはこっちで大変なんだよ…』

元夫はあの後、結局家を購入した
高いローンにもかかわらず
新居は家事をしないエリナさんと
育児に追われる生活のせいで
すでに荒れ果てているらしい

私『なんで?いい会社につとめてるんなら
育休手当も貰えるしボーナスだってあるんじゃないの?』

元夫『そうだけどっ…
エリナはなんでも金かけるし
服も家具も高いのばっかだし…
食費だってバカにならなくて』

元夫の惨状を想像して出てくる笑いを必死に耐える
弱みを見せてしまったのをカモフラージュするように
夫はいつかと同じ自慢をした

元夫『まあ俺はちゃんとした仕事もあるし
実家もあるからトモカみたいに
月数万の金がない程度で人生困らないけどな!』

元夫『〇ロセって言ったのに
産んだトモカが悪い!
今まで払ったんだからいいだろ!
二度と俺に関わるな!わかったか!』

金に困らないのに、払うべき養育費を
払わないとは矛盾している

私(お義父さんの言うとおりだ)

私『そうね…私もあなたに
二度と関わりたくない。さようなら』

元夫が自分の破滅を自分で
後押ししてくれたことだけに
私は小さく感謝した


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