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本編
14

気を失う瞬間に私が見たのは
夫に反論する義父の姿だった

私「そういえばお義父さんは?

あの後何があったんですか?」

義母「それが…」

歯切れが悪そうに話し始めた
義母の内容はこうだった

がたんとテーブルに倒れた私を
夫と浮気相手は笑っていたらしい

義父『トモカさん!』

義母『待ってお父さん!
揺らさない方が…!
布団持ってきてからそこに
横にならせましょう』

義父『あ、ああわかった
じゃあ母さんは救急車を…』

夫『あーあー
ほらな。やっぱコイツダメじゃん』

義父『な…』

夫『救急車も別に呼ばなくていいよ
そんなことで
呼んでちゃ迷惑だろ?』

義父『いい加減にしろ!』

夫につかみかかった義父を
今度は義母が止める形になった

義母『お父さん!やめてください!
ほっといて救急車を…!』

浮気相手『あ、私呼びますよ
今もしものことがあったら
後味悪いですし』

そういって電話をかけたのは
あの浮気相手の女らしい

浮気相手『じゃまた
ご挨拶に伺いますね
失礼します』

ぺこりと頭を下げて
浮気相手はとっとと帰ったらしい
家にいろと押さえつけていた夫も
私が運ばれている隙に逃げたんだとか

まだ浮気相手と一緒にいるのだろうか
思い出すだけで気分が悪くなった

義母は私を気遣うように一度席を外し
戻ってきた時にはお茶を渡してくれた

義母「ごめんなさいね…
うちの子がほんとに
なんていえばいいか」

私「…お義母さんのせいじゃありません」

念のためにした栄養の点滴が終わるころ
義父が車で迎えに来てくれ
私は一度自分の家に帰ることに

義父「ほんとうは
一晩泊って欲しいけど

うちにいるよりも
ゆっくりできるだろうから」

そういってゼリー飲料や果物を
沢山入れた袋をお土産に渡される

義母「重たいだけじゃないの
一緒に持ってってあげればいいでしょ」

お互いの誤解がとけてからは
義母はただぶっきらぼうなだけなの
かもと不思議と思えてきた

義父「そうだなごめんごめん」

結局、義母と義父が車から降りて
玄関までついてきてくれた

正直、夫がいるかもしれなくて
怖かったからとても心強かった

私(…貴重品だけまとめて
実家に一度帰ったほうがいいかも
お義母さん達も多分心配するだろうし)

私「そうだお茶でも
飲んでいってください」

義母「気を遣うところが違うのよ
まったくもう…」

義父「母さんは素直じゃないから」

義母「いいから冷蔵庫ま
持ってってあげてお父さん!」

そう言いつつも少し嬉しそうな義母を
見て微笑む義父を背中に
私はリビングの電気をつけた

私「な…なにこれ…」


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