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本編
11

私「…なんで?」

私のお腹には小さい心臓が
たしかに動き続けているはずなのに

義母「えっ…生まれてこないってどういうことなの⁉
まさか来れなかったのは赤ちゃんをオロしたから⁉
それとも何か問題があったの⁉トモカさんねえどうなの⁉」

義父「落ち着きなさい!」

義母「だってそんなこと私一言も聞いてないのよ⁉
なんで言ってくれなかったの?」

私をいびってきたはいたが
義母は義母なりに生まれてくる私の子供を
とても楽しみにしていたようだ

私「お、お義母さん。私ちゃんと子ども、ここにいます
オロしてなんかいません。大丈夫ですから」

義母「えっ…じゃあなんで」

私(そんなこと私が聞きたい…!)

夫「だってトモカは悪阻ひどすぎるだろ?
吐くし寝るし食べないしさあ…
こんなんでお腹の赤ちゃんが無事に生まれてくるわけないじゃん」

夫の発言に私と義両親は固まった

夫「エリナは悪阻もまったくないからさ
元気で立派な子供産んでくれるよきっと」

私「~~~っっ!」

息が出来なくなるほどに詰まっていた言葉が口から飛び出してくる

私「そんなの人によって違うに決まってるじゃない!
今ここで頑張って生きてる命になんでそんなこと言えるの⁉」

夫「命って言われても…今の時点でそんだけ苦しんでて
お前も無事に産めると思うの?
俺なりにトモカのことも考えてやったのにさ」

無事に産めるかなんて誰にもわからない

くすくす笑う彼女はなにが楽しいのだろう

浮気相手「夫君はほんとに優しいね
こんな人にもいろいろ考えてあげてさ」

夫「まー飯は作ってくれてたから情だけは湧いたかもなw
最近は全然作ってくれなくて夫婦生活もないし
ほぼ別居生活みたいなもんだったろ?
だからさ、俺らの婚姻関係ってとっくに破綻してるのわかる?」

夫「家事もしない仕事もしない
妻としての務めを果たさない。
あげく俺の親の援助を断る…こんなの離婚したいですって言われてるようなもんだろ
子どもが流れたらそれを理由に離婚しようと思ってたのに
ほんと計画台無しだわ」

私(どうしてそんな風に思うの…?それならなんで結婚したの…?)

いつも明るい冗談をいう夫はもうとっくにいなかった

夫「あー…エリナのお腹見てもわかるようにさ?
俺、子供作ったのはトモカと結婚する前なんだよね
だから慰謝料とか言われても払う気は全くないよ
今はエリナの身体を気遣って不倫なんて言われること
ぜんっぜんしてないからさw」

浮気相手「そうですよ。夫君は私を大事にしてくれてるんです
だから今日はこれ持ってきましたよ」

彼女が差し出したのは中絶手術がかかれた産婦人科のパンフレットだった

浮気相手「今4カ月目くらいでしたっけ?
トモカさんはこれからも必死に身体を酷使して働かないといけないんですから
早めに終わらせてくださいね?私と夫君の為にも」



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