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本編

義実家へ新年の挨拶に来たはずが
まさかこんなことになるなんて
夫は「わかった」と言ったきり
電話を切ってそれから連絡がない
私(ああは言ったけど
夫はほんとに来るかしら)
義父が私を気遣っていれてくれたお茶と
お土産に買ってきたケーキを
もう食べ終わって結構な時間が立つ
義父「本当に…
あのバ〇息子が申し訳ない…
その…大丈夫かい?
私が言うのもなんなんだが…」
私の心身を心配してくれる優しさが
とてもありがたい
私「はい…大丈夫ですよ
まだどうなってるかは
夫の口から聞かないとわかりませんし」
いい結果なワケがないけど
義父を前にして露骨に夫を
責めることはできなかった
義母「そうね…もしかして
間違いってこともあるかもしれないわ
浮気じゃないかもしれないし…
でも…
はぁ…あんな嘘をつくなんて
信じられない…」
義母が私を責めてくるのでは?と
思っていたがまだ事態に
納得しきれていないようだった
私(さっきまでの元気が嘘みたい
私の味方をしてくれるのかな…)
実際には1.2時間程だったが
とてつもなく長く感じた
ガチャっと鍵を開ける音がして
私と義両親はテーブルから立ち上がる
すると玄関に義母が走っていく
義母「息子…!」
玄関で騒ぐ義母に必死に
訂正する夫の声が聞こえた
義父「来たみたいだね」
私「はい」
リビングから顔を出すと
まだ靴を脱いでいない夫の後ろに
真っ白なコートを着た女性が立っている
私(あれが…浮気相手の女…?)
パステルカラーのハンドバックを持ち
指先にはネイルが光っている
ふんわりとしたチークが可愛い
私とは正反対の女性だった
私(私は…ずっと悪阻で苦しんでたのに
その間にあの子と楽しくしてたんだ…)
髪や体のメンテナンスもする気が
起きなくて、肌の調子も悪くてボロボロ
悪阻を言い訳にして
オシャレをしなかった私へのあてつけか
まだ何も言われてないのに
夫から女として失格と
烙印を押されたような気分だった
適当にセットした髪や
自分の服装が恥ずかしく思える
義母「あんたは正月早々なにやってるの!
幼馴染くんにも迷惑かけて
一体どういうつもり⁉
だいたいこの女は誰なのよ!
トモカさんだけじゃなく
母親である私にも嘘をつくなんて!
恥ずかしいったらありゃしない!」
夫「ちょ、母さん落ち着いてよ!」
義母「なにがよ!今すぐ謝りなさい!
アナタもよくのこのこ来れたわね!」
義母が威嚇しただけなのに
浮気相手はわざとらしく夫の後ろに隠れた
浮気相手「きゃっ…」
夫「やめてってば!
この子のお腹には
母さんの孫がいるんだよ⁉
お腹の子になにかあったら
どうするんだよ⁉」
