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本編

義母「ト、トモカさん。ちょっとなにを…!」
義母も動揺してはいるが
私の有無を言わさない雰囲気を感じて
電話を止めることはしなかった
私「ねえ?今どこにいるの?」
夫「ど、どこって実家だよ!
ほら母さん達の声も聞こえるだろ…?」
確かにがやがやと聞こえてくるが義母の声なわけがない
私がまさか1人で義実家に来ているとは思ってもない夫はペラペラと話し続ける
夫「お前に気つかって俺一人で実家に帰ってるのに
いきなり何の電話?本当なら新年早々に挨拶するのが
嫁の役目なんだって母さんも言ってたぞ!」
私「うん…そうだよね。知ってるよ~私もね?
お義母さんに教えてもらったから
だから義実家に来てるんだよ?何回言えばわかるの?
あ、お義母さんに代わってあげるね?」
夫「え…⁉母さんに?」
私「お義母さん夫が信じてくれないんですよ~
ちょっと話してあげてもらえます?」
私はスマホをスピーカーにし義母が震える声で返事をする
義母「えっ…ええ」
義母「息子…?今あんたどこにいるの…?
幼馴染くんから聞いたけど新しい彼女ってどういうことなの?」
夫「か、母さん⁉え、なんで⁉
ほんとにトモカそっちにいるの⁉」
義父「トモカさんが流産したって言ってるって聞いたぞ⁉どういうことだ⁉」
夫「父さん⁉」
夫「そ、それには理由があって
えっと…そうだ!女友達と歩いてるところを
勘違いされちゃってさ…!ほ、ほんと幼馴染にも困るわー!
からかうような話するんだからさー!」
浮気相手「夫君?だれ~?」
夫「わっちょっと待って…!」
やり過ごそうとするバレバレの嘘に
かみついたのは私でも義父でもなかった
義母「その女は誰⁉だいたい幼馴染くんの弟は小さい頃流れて亡くなったのに!
そんな嘘つくわけないでしょう⁉」
義父「母さん、落ち着ついて」
義母「あんたも手を合わせたことあるはずなのに…」
夫「あ…」
してはいけない濡れ衣をかぶせたことで
義母は夫へ怒りを向けていたさすがにそこまで知りはしなかったが
夫がどれだけ、私と幼馴染の男性に
無神経な嘘をついたかは一目瞭然だった
私「それで?私っていつあなたと離婚したんだっけ?」
夫「そ、そんなこと言ってない…!いろいろと誤解があるんだってば!
あーっ明後日!家に帰ってからちゃんと話をするからさ!!」
私「なんで明後日なのよ…この状況でよくそんなこと言えるね
彼女そこにいるんでしょ?」
私「新しい彼女と楽しいお正月を過ごしてるところ
悪いけど詳しく話を聞きたいから今すぐ来てくれる?
お義母さんとお義父さんと一緒に待っててあげるから
ああ、あなたが一緒にいるそのだいっすきな彼女さんも
もちろん連れてきてよね?」
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